本『ヤブノナカ』金原ひとみ
居場所がなく存在意義を見失っている木戸悠介は、朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』に出てくる久保田慶彦にも通じる中年男性だ。
他にも長岡友梨奈の夫や編集者の五松や斡旋疑惑の坂本教授など、明確な悪意があるわけではないのに、著しい時代の変化にアップデートできず軋轢を生んでしまう男性達。
佐藤二朗さんと橋本愛さんのトラブルも、根底にある問題は同様なのかも。
一方、糾弾する側の女性達がか弱い被害者なのかと言うと、作家の長岡友梨奈も告発者の橋山美津も怒りのパワーとキャラクターが強烈で、安易に共感させてくれない。
2025年6月にオンエアされた『情熱大陸』での金原ひとみさんは、取材している男性ディレクターとの間にハラハラするやり取りもあり、長岡友梨奈性が垣間見えた。
別媒体のインタビューでは、ご自身の母親に人格否定された過去について話していたので、娘の伽耶にも投影されているのだろう。
読み終わってみると、好ましく感じられる登場人物が一人もいなかった。
編集者乃木にも新人作家西村にも歪んだ部分が見え隠れするのがあまりにもリアルで。
ラストのリコが一服の清涼剤だったけれど、希望が見えずに終わるところを苦肉の策として配置されたように感じた。
★★★★⭐︎(星4つ)
本『息をつめて』桂望実
殺人を犯した少年Aの母親という立場からの作品は珍しい。
世間にバレるたびに住居を変え職場を変え、それでも必死に誠実に生きていこうとする姿を丁寧に描くので、主人公を応援したくなる気持ちが強くなってくる。
いったいどんな着地になるのだろうと読み進めていたのに、作者は急に根気をなくしたのか、唐突なラストを迎える。
考え続けることや親の責任を放棄したとしか思えない決断。
逃亡中に深く関わり合うことになった信幸と再会するも、その後は展開もなく肩透かしだった。
かと思うと、介護職に就いた時の利用者との交流について多くのページが使われていたり、なんだかアンバランスでとりとめのなさを感じた。
★★⭐︎⭐︎⭐︎(星2つ)
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本『トリニティ』窪 美澄
イラストレーター・ライター・専業主婦という三人を通して、昭和という時代や女性の生き方や勢いのあった雑誌業界を描いたお話。
フィクションのていを取っていますが、ログストア=マガジンハウス、妙子=大橋歩、登紀子=三宅菊子というモデルがいます。
フリーの女性ライターや、ananという新しい雑誌の誕生など、輝かしい時代の様子がとても眩しく感じました。
直木賞候補になったけど、現存するモデルさんもいらして、過去のものとして捉えるには早すぎるという意見があったそう。
窪美澄さんはデビュー作で映画化もされた『ふがいない僕は空を見た』から、エモーショナルで心の柔らかいところをグッと掴んでくる素晴らしい作家さんですが、今回は実在するモデルや実際にあった事件ありきだったせいもあり、登場人物に対する踏み込みがいつもより弱い気もしました。 思うままいじくり倒す加減をされているというか… でもこれからも新作の発表が楽しみな作家さんです。鎌倉小町通り食べ歩き
もうすぐゴールデンウィーク!
鎌倉を訪れる人も多いと思いますが、食べ歩きの宝庫「小町通り」
オススメのお店を、鎌倉駅を出発して鶴岡八幡宮に向かう順路でご紹介します。
鎌倉揚げ@あさひな

揚げたての鎌倉揚げがたまりません。
さつま揚げが好きな方は是非!
鎌倉コロッケ@鳥小屋

テレビのグルメ番組でもよく取り上げられる有名店。
チョコレートコロッケなどの変わり種もあります。
麦田もち@鎌倉五郎本店

きなこではなく、大麦から作られた香ばしい「はったい粉」がたっぷり
振りかけられます。
カカオエクレア@カカオ鎌倉本店

ここ本店でしか買えないエクレアは、雑誌ブルータスで
「日本一の手土産チョコ部門」で一位になっただけのことはあります!
おいなりさん&卵焼き@はんなりいなり

看板メニューおいなりさんの他、シラスの入った卵焼きも人気です。
お団子@夢見屋

しょっぱい磯辺だんごからアンコだんごまで、いろんな種類が楽しめます。
クレープ@コクリコ

1972年から鎌倉で愛され続けている老舗クレープ屋さん。
看板メニュー「レモンシュガー」は生クリームやアイスが入っていない
珍しいタイプのクレープです。
あげまっしゅ@プリンセスきのこ

肉厚しいたけを揚げた「あげまっしゅ」
サクサクの揚げたてに塩を掛けていただきます。
ビールにも合いますよ。
ソーセージ@インビス鎌倉

本場ドイツで修行されたソーセージ屋さん。
シンプルな焼きソーセージと、ソーセージサンドがあります。
プリッ、パリッとした食感がたまりません!
たくさん紹介しましたが、気になるお店はありましたか?
しょっぱいものから甘いものまで、和洋取り混ぜて堪能できる小町通りで
ぜひ食い倒れてみてください!
映画『レディ・プレイヤー1』
『レディ・プレイヤー1』
公開初日に見てきましたが、いやー、ひたすら面白かった!
2011年にアメリカで発表された、アーネスト・クラインの原作
『ゲームウォーズ』をスピルバーグが映画化。
最新のVR技術と1980年代のポップカルチャーがmixされて
テーマは深くて感動的なのに語り口は軽妙という最高のエンタメ映画でした。
ゲームや映画や音楽の小ネタ満載で、とても拾いきれる数じゃありません。
途中で主人公が波動拳を打つんだけどその声が「ストリートファイター2」の
リュウだったりと、様々なトリビアが楽しめるので、各界トップクラスの
ゲームマニア・シネフィル・音楽ファンが副音声でオーディオコメンタリー
してくれたら盛り上がりそう!
主人公たちのような10代20代の若者はもちろん、1980年代に青春時代を送った
世代にもオススメする映画です。
映画『レディ・プレイヤー1』予告1【HD】2018年4月20日(金)公開
奈良さんぽ~鹿の舟~
修学旅行でしか行ったことがなかった奈良を改めて訪れてみました。
数回に分けてご紹介するので、一日観光コースの参考になったら嬉しいです。
まずは奈良観光には外せない「ならまち」を目指します。
近鉄奈良駅を降りたら2番出口を目指してエスカレーターへ、上がったところにある観光案内所で地図をゲットしてください。
地図があると何かと便利ですからね☆
駅を出たところにある9番バス乗り場から市内循環バスに乗り、「田中町」で降ります。
この後お寺めぐりでたくさん歩く予定なので、ここはバスに乗って脚力を温存しておきましょう。
ならまちの南端にあたるこの場所に「鹿の舟」があります。
人気カフェ「くるみの木」のオーナー石村さんプロデュースによる複合施設で、食堂やカフェ、ギャラリーや図書スペースなどが入っています。
竈kamado
まずは食堂「竈」で炊き立てのかまどご飯の朝食を。

「大和の朝ごはん1,050円」を頼んだのですが、この後ご飯のお供の佃煮などを追加注文して、ごはんもおかわりしちゃいました。
店内にはグローサリーも充実しているので、ここでお土産を買うのもいいですね。
繭mayu
朝食を食べ終わったら隣にある築150年の家屋を改装した「繭」に向かいます。
1階には繭の名にふさわしい読書室、2階には広々とした学習室、中庭には蔵が。



囀saezuri
とってもオシャレなカフェ。
モーニングからランチからケーキまで楽しめます。


朝の気持ち良い時間に、三つのエリアをのんびり回ってみてくださいね。
この後はまた「田中町」からバスに乗り、「東大寺大仏殿・春日大社前」へ!
東京ミッドタウン日比谷【追記しました】

東京ミッドタウン日比谷の内覧会に行ってきました。
B1はフードコートと飲食店アーケード
1Fから3Fはショップ
4Fと5Fは映画館(TOHOシネマズ日比谷)
6Fはガーデンとイベントスペース
となっています。
中に入ると吹き抜けが高く広々とした印象を受けます。

1階でまず目につくのはLEXUSプロデュースの雑貨&カフェ「LEXUS MEETS...」

2階にはセレクトショップの「TATRAS&STRADA EST」

3階にはアーケード型複合ショップの「日比谷セントラルマーケット」

コーヒーショップや本屋や理容室や雑貨屋や居酒屋が集まった一角



そして4階TOHOシネマズ日比谷で、こけら落としの『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を見てきました。
リュック・ベッソン監督のSFエンターテインメント超大作!
評価が分かれそうなトンデモ映画でしたが、カーラ・デルヴィーニュの魅力もあり、わたしはとっても楽しめました。

6階のビューガーデンからは日比谷公園や皇居が見られます。
ショッピングも食事も映画も楽しめる「東京ミッドタウン日比谷テラス」
ぜひ足を運んでみてください!




